【完全解説】安全なサウナの入り方

サウナ

おはようございます。ドンキです。

社会人3年目のサウナオタク理学療法士(Physical Therapist:PT)です。

2020年以降、サウナブームとなり多くの方がサウナを利用するようになりました。

しかし、サウナを利用するからにはマナーを守り、正しいサウナの入り方を知っておくべきです。

サウナは、ご存じの通りかなりの高温、高湿度であり、間違った入り方をすると命の危険を伴う可能性があります。

例えば、水を飲まずにサウナ室内で友人と我慢比べをしている人が、脱衣所で気分が悪くなり救急車を呼ぶ場に出くわしたことがあります。

正しく入ると、お肌や自律神経機能改善、脳疲労改善など様々な効果があると言われているのがサウナです。そのため、サウナを安全に楽しむために押さえておきたいことを紹介します。

水分補給

サウナに入る時、水分補給はしてますか?また、どのタイミングで行ってますか?

必要性

人の体はある一定の状態を維持するために、ホメオスタシス(恒常性)という”体に何か変化が起こると元に戻そうとする”働き・概念があります。

  • 発汗:サウナに入る時の生理現象・生体反応として、最初に思い浮かぶのが大量の発汗ですよね。サウナ室内では体温の急激な上昇を抑えようとするために汗を掻きます。
  • 循環血液量:体温の上昇に伴って、心拍数を増やし、一定時間内での全身をめぐる血液量が上昇します。循環血液量は”心臓の収縮する強さ”、”心拍数”、”血管の中の水分量”などの影響により変化します。

サウナに入った時の生体反応として、大量に汗を掻き、血管内の水分量が少なくなります。いわゆる血液がドロドロになっていくということです。血液がドロドロになり十分に脳への血流を確保できなくなった状態が脱水です。脱水になると口渇感、倦怠感、立ち眩み、意識障害などの自覚症状がでることがあります。

脱水を防ぐためにも水分補給は必ずしましょう!

タイミング

サウナ室に入る前やサウナ室から出た後がよいと思います。決まったタイミングはなく、サウナ➡水風呂➡外気浴の1クールのどこかで十分な水分補給をすることが大事だと思います。

飲酒後のサウナ

飲酒による血圧低下とサウナでの大量発汗の影響により意識障害を起こす危険があります。

大量に飲酒した後のサウナは絶対にやめましょう。

アルコールの作用

アルコールを飲むと気が大きくなったり、心臓・呼吸器系への影響など様々な作用があります。もちろん、どのくらい飲むとどの程度の酩酊症状がでるかは個人差があります。厚生労働省のe-ネットヘルスでもこちらのような掲載がされています。

特に循環器への即時的作用として、血圧低下があります。(*長期的な影響では高血圧になります)

本来血圧をあげるには血管を収縮させますが、アルコールの作用により飲酒直後から血管が広がり血圧が低下すると言われています。

サウナ室内での我慢は禁物

サウナは正直暑いです。前述した脱水の影響も考えると我慢をして長居するべきではないです。意識障害を未然に防ぐためにも自分の気持ちが良い範囲での利用が良いと思います。

サウナ施設でもサウナの入り方がイラストで掲載されていることがあります。5分~10分くらいのサウナを推奨している施設が多い印象です。人に合わせるのではなく自分の気持ちが良い時間を探してみてください。

まとめ

2021年新語・流行語大賞に”ととのう”がノミネートされてから、サウナはさらにブームを巻き起こしています。こういう時だからこそ、改めてサウナの安全に利用する必要があると思います。

水分補給、飲酒後のサウナ、サウナ室内での我慢は禁物

各項目をしっかり守り効果的なサウナライフを送りましょう。では、また。

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